広島大学大学院医歯薬保健学研究科

消化器⋅代謝内科学

(広島大学病院 旧第一内科)

業績・活動

臨床研究

2015.12.18

「課題名:非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に対する血清バイオマーカーを用いた新たなスコアリングシステムの診断能の検討」について


○研究の意義・目的
 この研究は、NASHが疑われる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の患者さんを対象として、NASHの標準的な診断方法である病理診断法と血液検査を用いた診断法を比較し、血液検査による診断法の有用性を検討します。
現在、最も診断確度が高いNASH診断方法は、針を指して採取した肝臓の組織を評価する方法で、入院が必要になる等、患者さんの負担が大きい方法です。
そこで、この研究では血液を用いてNASHを診断する方法を検討し、患者さんの負担が小さい血液採取のみでNASHの診断が可能となるのではと考えています。


○研究対象者
2013年4月から2015年4月の間に、広島大学病院 消化器・代謝内科でNASH診断のための肝生検を受けられた NAFLDの患者さん。


○研究方法
本研究は、過去の通常診療時に採取された肝臓の組織片と血液サンプルの利用、及び診療録(カルテ)情報を調査して行います。カルテから使用する内容は保存されている肝臓の組織を採取した頃の健康状態に関わる情報です。
(個人を特定可能な情報は解析に用いません)
 広島大学病院 消化器・代謝内科から、血液サンプル、組織標本、診療録情報を匿名化して臨床検査機関( LSIメディエンス)に送付し、他の共同研究機関から送られたサンプルとともに慶応大学と金沢大学で中央測定、評価されます。その結果をもとに、大阪府済生会吹田病院および虎の門病院分院で病理診断法に対する血液検査を用いた診断法の有用性が検討されます。


以下の機関と共同で研究します。
大阪府済生会立吹田病院、虎の門病院分院 など全国18研究機関


○研究期間
2015年 月(倫理委員会承認後)~2016年3月


○個人情報の保護について
調査内容につきましては、プライバシー保護に十分留意して扱います。情報が個人を特定する形で公表されたり、第三者に知られたりするなどのご迷惑をお掛けすることはありませんのでご安心ください。本研究に疑問・質問や診療情報の利用を同意されない方は下記連絡先にお申し出ください。申し出られても、今後の診療に不利益を被ることはありません。ただし、申し出られたときすでに研究成果が論文などで公表されていた場合には、意に添えないことがあります。


○お問い合わせ先
この研究についてもっと詳しく知りたいときや、わからないこと、心配なことがありましたら、遠慮なく下記までご連絡ください。


広島大学病院 〒734-8551 広島市南区霞1-2-3  電話:082-257-5191
研究責任者 : 消化器・代謝内科 教授  氏名 茶山 一彰
研究担当者 : 消化器・代謝内科 助教  氏名 平松 憲