研究・教育・研究会と普及啓発活動

Research・Education・Popularization

学内や海外拠点との共同研究を通じて
世界の肝臓研究を牽引

研究内容

  • ヒトゲノム情報を応用した新規の肝疾患診断法・治療法の開発

    個々人にとって最適な肝炎・肝がんの治療法選択ができるようなシステムを作るために、「ヒトゲノム」の個人差や、そこに異常が生じた「がんゲノム」の研究を行っています。これらのゲノム情報を活用することにより、新たな診断法や治療法の開発を目指しています。
  • 培養細胞および動物モデルを用いたウイルス性肝炎の病態解明および新規治療法開発

    肝炎ウイルスの感染・増殖が可能な培養細胞および動物モデルを用いて、ウイルス性肝炎の病態解明および新規治療法開発を行っています。マウスの肝臓をヒト肝細胞に置換させたヒト肝細胞キメラマウスは、広島大学から発信された肝炎ウイルス感染モデルマウスであります。これらのモデル用いて、難治性のウイルス性肝炎患者に対する、より有効な治療法の開発を目指して研究を行っています。
  • 非アルコール性脂肪性肝炎(NAFLD/NASH)の分子機構の解明と新規バイオマーカーの探索

    NASHの診断には肝生検による組織学的検査が必須ですが、侵襲的な検査であり、より負担の少ない非侵襲的なバイオマーカーが切望されています。当科では、核内受容体、脂肪酸代謝に関連した基礎研究を動物や細胞実験で進めるとともに、ヒト血清を用いたmiRNA解析やメタボローム解析等にて非侵襲的な診断方法の確立や治療評価の向上を目指しています。
    脂肪酸代謝マップ
    脂肪酸代謝マップ
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    ヒートマップ
    ヒートマップ
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教育

  • コーディネーターの育成

    肝疾患コーディネーターのスキルアップを図ることを目的に、肝疾患に関する最新情報を提供しています。
  • 大学院生の教育

    医学における幅広い学識と高度な研究能力を身につけるため、セミナーを開催するなど、教育にも力を入れています。

定期活動