2024年10月15日
Zenker憩室に対する内視鏡的憩室隔壁切開術を施行できる先進医療認定施設として受理されました。
この度当科は、先進医療である「内視鏡的Zenker憩室隔壁切開術」を施行できる先進医療認定施設として受理されました。
Zenker 憩室は比較的稀な疾患ですが、嚥下障害や摂食困難による体重減少、逆流による誤嚥性肺炎などによりQOL の低下の原因となります。
日本では外科的外切開術が施行されていますが、近年欧米を中心として内視鏡を用いた憩室隔壁切開術が広まり、2020年の欧州消化器内視鏡学会ガイドラインでは第一選択の治療法に位置付けられています。
本邦では、我々が2019年12月に国内初成功例を報告し、2020年7月より先進医療として承認されています。
今後標準治療としての保険収載が期待される治療法ですので、Zenker憩室の患者様がおられましたら是非ご相談ください。