医局長挨拶
ようこそ!広島大学消化器内科のホームページへ。
2023年6月に医局長となり、楽しくて、やりがいの感じられる、ホワイトな医局作りをしています。
当科の関連病院をはじめ、非常勤も含めた県内外の医師派遣先は優に100を超え、多方面から私たちを陰になり日向になりながら支えて下さる先輩方(同門会員)は1000人に迫ります。しかし、これだけの仲間がいても、まだまだ消化器内科医の数は十分ではありません。消化器内科医がカバーすべき多くの患者さんたちが、それだけ多くいるからです。当院でも、外来・入院ともに診療科別患者数は最多となっています。
検診業務に特化してがんをはじめとした疾病の予防や早期発見を目指す、早期がんの内視鏡治療を極める、進行がんの化学療法に注力する、緩和ケアの必要となった終末期の患者さんに寄り添う、あらゆる場面で皆さんの力が必要です。生活習慣あるいは免疫異常に関連した慢性疾患も増えており、ますますニーズは高まっています。高度の専門性を有し、かつ内科医としての全般的な関わりのできる心優しい医師が求められています。スペシャリストであり、ジェネラリストであれ、ということです。
皆さんが、やりがいを強く実感できる環境を整えていきますし、同時にライフワークバランスも重視した環境を整えていきます。関連病院と密に連携し、それらの共通認識を持った上で、皆さんが安心して日々の診療に励むことができるような環境を、まずは目の前の事から、そして中長期的な視点でも常に考えていきます。長い医師人生の中では、プライベートでも色々なライフイベントがあることでしょう。病めるときも、健やかなるときも、励まし合い、助け合い、支え合えるのが、私たちの医局です。
当科には年齢・性別・出身大学・過去の経歴、そして性格・趣味・考え方が異なる多様なメンバーが揃っていますので、きっと波長の合う先輩・後輩や同僚が見つかりますよ!色々なメンバーが個々の違いを尊重した上で共存し、助け合い高め合いながら一つの方向を目指して進んでいるのが、当科の大きな魅力の一つだと思っています。今後もそうあり続けます。困ったときは必ずサポートしますから、内視鏡とエコーを両手に携えて、消化器内科という広大な海へ漕ぎ出してみませんか?!
これまで、日本全国津々浦々から見学や相談に来てくれた皆さん、どうもありがとうございました。これからも、私たちは学生・研修医はもちろん、あらゆる方に門戸を開いて待っています!皆さんのキャリアのスタート/リスタート、ぜひ一緒に始めましょう!!
先輩からのメッセージ
留学体験記
教授からのメッセージ
広仁会々報 第105号 の記事より
医局内の施設紹介
入局について
消化器内科医局の概要
消化器内科では、消化管疾患から肝臓疾患、胆膵疾患まで、幅広い領域にわたり最新の診療を行っています。これらの領域では急性期から慢性期、腫瘍性病変から炎症性疾患、内視鏡治療から経皮的治療、化学療法を含めた薬物治療まで、診断法、治療法は多岐にわたります。
現在、消化器内科では、20名のスタッフを擁し、医科診療医、大学院生を含めると総勢85名の医局員で構成しています。消化器疾患の患者数は年々増加しており、消化器内科医のニーズはますます高くなっていますが、すべての医局員が、各専門領域で臨床から基礎研究まであらゆる分野で活躍し、また領域を越えて分け隔てなく交流しながら、日々楽しく診療を行っています。
消化器内科入局案内
消化器内科に興味をもっていただける診療熱意にあふれた先生方の入局を心から期待しています。
入局の対象の多くは、初期臨床研修修了予定の先生方になりますが、他の施設で後期臨床研修修了予定の先生や、その他中途入局希望の先生も歓迎いたします。また、出産・育児、その他様々な事情で就労に制約がある先生方には、個別に相談した上で、それぞれに合った働き方・キャリアプランを提案いたします。
心配や不安がある先生はお気軽に医局長 (三木) までご相談下さい。
医局について個別の説明、見学も随時受け付けておりますので、医局長 (三木) までお気軽にご連絡下さい。
初期・後期臨床研修については、「卒後臨床研修」をご参照下さい。
お問い合わせ
医局長:三木大樹
TEL:082-257-5193/FAX:082-257-5194
E-mail:daikimiki@hiroshima-u.ac.jp
入局後の流れについて
当科入局後は、大学病院および関連病院で3年の専門研修を行っていただきます。研修病院では、消化器内科の各領域に多くの指導医を配置し丁寧な指導を行いますので、研修期間中に消化器内科専門医としての基本的な知識、手技を習得することが可能です。
その後、多くの先生には大学院に進学し専門的な研究を行っていただきますが、他に希望する進路があれば、個々のキャリアプランに配慮してできる限りのサポートをいたします。
卒後臨床研修
消化器疾患患者は非常に多く、症状も多様であることから、消化器内科医として、豊富な経験と柔軟な対応が要求されます。
そのため、消化器内科での卒後初期臨床研修では、高度な技術と専門的知識の必要性を肌で感じて頂き、短い研修期間の中で、消化器診療の楽しさとやりがいを感じ、消化器内科医を目指す先生が増えることを期待しています。
卒後後期臨床研修では、さらに幅広い知識とともに、より高い専門性を身につけるべく、より発展的な研修を行って頂きます。
現在、消化器癌の罹患者は、全癌患者の過半数を超えており、増加傾向にあります。また、炎症性疾患、自己免疫疾患、機能性疾患など多彩な消化器疾患を含めると、その疾患頻度は臨床医学の中でも群を抜いていることは明らかです。近年の医療制度の変革による医師の偏在化が問題になっていますが、将来性と社会的需要の高さを正しく理解して頂き、将来展望を共有できる情熱のある入局者をお待ちしています。最先端の臨床研究から基礎研究まで、自分の興味ある分野を選択できる自由な教室であり、入局者が積極的な診療と研究が両立できる体制を提供していきたいと考えております。
入局後の進路(例)
消化器内科後期研修病院(例)
いずれも広島大学病院専門医制度内科領域プログラムの連携施設です。
研修先は、各自の希望に沿って決めます。