2023年12月27日
Nguyen Thi Nha Doan先生の論文がDigestion誌にアクセプトされました。
論文名：Endoscopic Kyoto and Kimura-Takemoto classifications are comparable in predicting high-risk gastric precancerous lesions
コメント：胃炎の内視鏡的診断に用いられるものとして京都分類と木村-竹本分類とがあります。今回、この２つの診断法とヘリコバクター・ピロリ感染と胃がんの高リスク状態（高度胃粘膜萎縮、腸上皮化生、胃腺腫）の診断との関係について検討しました。活動性ピロリ感染については、京都分類の方が木村-竹本分類より、より正確に診断できることが示されました。一方、胃がんの高リスク状態の診断については京都分類と木村-竹本分類とに差はありませんでした。
ホーチミン医科薬科大学と広島大学の共同研究の成果として、今回、論文にして発表することができました。関係の先生方に心より感謝申し上げます。