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2024年01月04日

有吉美紗先生の論文がClinical Journal of Gastroenterology誌にアクセプトされました。

論文名 : Pazopanib-induced enteritis in a patient with renal cell carcinoma; a case report

コメント : チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)は高頻度で下痢を引き起こしますが、その割に内視鏡所見を含めた症例報告は少ないです。特に今回報告したパゾパニブは、半数以上の症例で下痢を発症するとされるものの、薬剤性腸炎の症例報告は本症例を含め3例のみでした。パゾパニブによる腸炎と診断し内視鏡所見、病理所見の経時的な変化を確認できた一例を報告し、パゾパニブまたは他のTKIによる腸炎の既報と比較して、その特徴や発症機序について検討しました。論文作成にあたり、林亮平先生をはじめご指導いただきました先生方に心より感謝申し上げます。