2024年02月06日
博士課程の市川明美さんの論文がScientific Reports誌にアクセプトされました。
論文名 : Multi-omics analysis of a fatty liver model using human hepatocyte chimeric mice
コメント : 非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)は、肝硬変および肝細胞癌に進行する可能性のある炎症性疾患であり、肥満の増加に伴い、NAFLDの世界的な発生率は急速に増加しています。脂肪肝の新概念として、2020年に代謝関連脂肪肝疾患(MAFLD)が提唱されたものの、その病態の解明には至っていません。本研究では、ヒト肝細胞キメラマウスモデルを用いて肝臓の脂肪蓄積の調節と病因を調査し、マルチオミクスアプローチを使用して分析を行い、異なる遺伝子発現とタンパク質/脂質プロファイルを明らかにしました。
論文作成にあたりご指導いただきましたNelson先生、岡志郎教授をはじめとする全ての先生方に心より感謝申し上げます。