2024年02月10日
木南貴博先生の論文がCancer Medicine誌にアクセプトされました。
論文名:Efficacy and safety of atezolizumab plus bevacizumab in patients with portal hypertension for unresectable hepatocellular carcinoma
コメント:切除不能肝細胞癌の薬物療法として主流となっているアテゾリズマブ+ベバシズマブ療法を施行した症例において、化学療法の奏効率や食道胃静脈瘤の増悪などの有害事象について、門脈圧亢進症合併の有無に分けて比較しました。その結果、門脈圧亢進症の合併があっても、奏効率と安全性に有意差はないことと、化学療法導入前に静脈瘤の予防的治療を施行すれば、比較的安全に化学療法を継続できることが分かりました。
今回の論文作成を含め、普段の研究・診療において、この場をお借りして肝臓研究室のスタッフの先生方、大学院生・ローテーターのみなさんに心より感謝申し上げます。