2024年04月08日
卜部祐司先生の論文がCase Reports in Gastroenterology誌にアクセプトされました。
論文名 : Two Cases of Increased Gastrointestinal Polyps in Familial Adenomatous Polyposis Following Antiacid Agent Intake
コメント : 胃酸を抑制するプロトンポンプ阻害薬やカリウムイオン競合型アシッドブロッカーと言った胃酸を抑制する薬剤の長期投与によって、家族性大腸腺腫症患者の大腸や胃のポリープが増加した2例を報告させていただきました。APCというがん抑制遺伝子に生まれつき傷がある家族性大腸腺腫症患者では一般の人と違ってこれらの胃薬の内服が大腸や胃のポリープを増加させる危険になるかもしれません。今後、症例を蓄積して明らかにしていきたいと思います。本報告は京都府立医科大学の石川秀樹先生、武藤倫弘先生達の症例と当院で経験した症例をまとめて報告させていただきました。石川先生、武藤先生はじめ御指導、御協力いただきました先生方に厚く御礼申し上げます。