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2024年04月26日

桑井寿雄先生の論文がAmerican Journal of Gastroenterology誌にアクセプトされました。

論文名 : Long-term outcomes of additional surgery after endoscopic resection versus primary surgery for T1 colorectal cancer

コメント : これまでT1大腸癌に対する追加外科手術前の内視鏡的切除による腫瘍学的悪性度変化の有無については、長期予後、特に全生存率を比較した研究がなされていなかったため結論が出ていませんでした。これに対し今回我々は、傾向スコアマッチング法を用い、T1大腸癌に対する追加外科手術前の内視鏡的切除が、5年全生存率を含む患者の長期予後に悪影響を及ぼさないことを明らかにしました。このことから内視鏡的切除が、内視鏡的切除可能T1大腸癌に対する第一選択の治療法となりうることが示されました。本論文は大腸癌研究会によるT1大腸癌研究プロジェクトのpost-hoc研究として報告させていただきました。プロジェクトリーダーである防衛医科大学校の上野秀樹先生をはじめ御指導、御協力いただきました先生方に厚く御礼申し上げます。