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2024年06月23日

清水大輔先生の論文がInternational Journal of Molecular Sciences誌にアクセプトされました。

論文名 : Pexidartinib and immune checkpoint inhibitors combinedly activate tumor immunity in colorectal cancer mouse model by depleting M2 macrophages differentiated by cancer-associated fibroblasts

コメント : 近年、免疫療法は複数のがん種に対して高い有効性が報告されていますが、大腸癌に対する有効性は限定的です。また、腫瘍関連マクロファージ(TAM)と癌関連線維芽細胞(CAF)は、腫瘍微小環境の主な構成成分ですが、大腸癌におけるその相互作用には不明な点も多いです。本研究では、大腸癌においてCAFがTAMの分化誘導と遊走促進に関わっており、TAM阻害効果のあるPexidartinibが、がん免疫療法の効果を増強することを証明しました。大変な時間と労力をかけた研究になりましたが、大腸癌の新たな治療選択肢を考える上で、本研究が少しでも役立てば幸いです。論文作成にあたりご指導いただきました弓削亮先生、岡志郎教授をはじめとする全ての先生方に心より感謝申し上げます。