2024年07月25日
古川 大先生の論文がDiagnostics誌にアクセプトされました。
論文名 : Endoscopic retrograde cholangiopancreatography-related procedures for the differential diagnosis of isolated immunoglobin G4-related sclerosing cholangitis and perihilar cholangiocarcinoma
コメント : この研究では、肝門部に孤立性に発生するIgG4関連硬化性胆管炎と胆管癌の鑑別診断におけるERCP関連手技の有用性について検討しました。両疾患では治療法が全く異なりますが、CTやMRIでは似通った画像所見を呈するため診断・治療方針の決定に苦慮することは稀ではありません。今回の検討で、病理学的な診断に加えて、ERCPを行うことで得られる管腔内超音波検査(IDUS)の所見や経口胆道鏡検査(POCS)の所見が鑑別診断に有用であることが示唆されました。研究および論文作成を御指導いただきました石井康隆先生、病理診断科および膵臓研究室の諸先生方に感謝申し上げます。