2024年07月23日
三浦崚一先生の論文がMedicine誌にアクセプトされました。
論文名 : Real-world efficacy and safety of durvalumab–tremelimumab as second-line systemic therapy after atezolizumab–bevacizumab in unresectable hepatocellular carcinoma
コメント : 近年肝細胞癌の薬物療法は新たな治療開発が進み、分子標的治療薬に代わりアテゾリズマブ+ベバシズマブやデュルバルマブ+トレメリムマブといった免疫療法が主流となりつつあります。アテゾリズマブ+ベバシズマブ療法後の2次治療において、それぞれの薬剤の有効性・安全性に関しては十分な知見が得られていない状況であり、実臨床での使用実績の蓄積が望まれています。本研究では当院で経験したアテゾリズマブ+ベバシズマブからデュルバルマブ+トレメリムマブに直接薬剤変更した症例について、詳細に検討することで、その安全性・有効性について論じました。アテゾリズマブ+ベバシズマブ療法後の2次治療の選択に関して、本研究が一助となれば幸いです。論文作成に際して、解析・評価の御指導だけでなく、自分の書くつたない英文を、匙を投げることなく根気強く解読・修正して下さった大野先生・ネルソン先生をはじめ、論文作成に関しご指導いただきました全ての先生方に心より感謝申し上げます。