2024年08月08日
福原基允先生の論文がDEN Open誌にアクセプトされました。
論文名:Comparative analyses of short- and long-term outcomes between endoscopic submucosal dissection and endoscopic laryngo-pharyngeal surgery for superficial pharyngeal carcinomas
コメント:咽頭表在癌の内視鏡治療には内視鏡医が主体で行う内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)と耳鼻科医が主体で行う内視鏡的咽喉頭手術(ELPS)があります。今回、当院におけるESDとELPSの治療成績を比較して2つの手技のアドバンテージについて検討しました。本研究では、両群間で一括切除率や長期予後に差はありませんでしたが、ELPSではESDと比較して治療時間が短く、喉頭浮腫も少なかったです。しかし食道入口部付近など狭い領域でのELPSは技術的に難しく、ESD手技を組み合わせる必要があることが明らかになりました。
論文作成にあたりご指導いただきました卜部祐司先生、岡志郎教授をはじめとする全ての先生方に心より感謝申し上げます。