2024年09月17日
水野純一先生の論文がClinical Journal of Gastroenterology誌に アクセプトされました。
論文名 : A case of esophageal squamous cell carcinoma with epidermization showing a unique morphology
コメント : 全周性に丈の高い隆起として発育し、食道癌を併発した特異な形態を持つ食道表皮様化生の1例を報告いたしました。
この症例では、乳児期に苛性ソーダを誤飲したことが食道表皮様化生の原因であったと考えられましたが、さらに食道バルーン拡張術による機械的刺激がこのような特異な形態を示した要因であったと考えられました。
また、ゲノム解析の結果、FGF(線維芽細胞増殖因子)などの増幅が認められ、この腫瘍形態を形成する遺伝的異常が確認されました。
本報告を作成するにあたり、ご指導いただきました卜部祐司先生、岡 志郎教授をはじめとするすべての先生方に心より感謝申し上げます。