2024年10月26日
森元 晋先生の論文がJournal of the Anus, Rectum and Colon誌にアクセプトされました。
論文名:Efficiency of real-time computer-aided polyp detection during surveillance colonoscopy: a pilot study
コメント:大腸内視鏡検査時にコンピュータ検出支援:CADe (computer-aided detection)を用いることで、腺腫発見率(adenoma detection rate, ADR)が向上し、最終的に大腸癌発生率を減少させる可能性が報告されています。しかし、実臨床においてCADeがどのような内視鏡医・患者にとって真に有用かは明らかになっていません。本研究では、定期的なサーベイランス大腸内視鏡検査を行っている患者でのCADeの有用性を、EndoBRAIN-EYE(Olympus)を用いて検討しました。結果として、CADeは内視鏡医の専門性によらずADRを向上させ、未治療の微小腺腫を有する患者および内視鏡治療歴のある患者におけるサーベイランス大腸内視鏡検査でのCADeの有用性が示されました。
論文作成にあたりご指導いただきました田中秀典先生、岡 志郎教授をはじめとする全ての先生方に心より感謝申し上げます。