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2024年11月01日

豊島 元先生の論文がJournal of Clinical Medicine誌にアクセプトされました。

論文名 : A Proton Pump Inhibitor Independently Elevates Gastrin Levels as a Marker for Metachronous Gastric Cancer After Endoscopic Submucosal Dissection

コメント:本研究は、ピロリ菌除菌後に内視鏡的粘膜下層剥離術を受けた患者における異時性胃がん再発のリスクを、血清ガストリンやペプシノーゲンといった血清マーカーを使って予測する可能性について研究を行いました。結果として、重度の粘膜萎縮や高い血清ガストリン値が異時性胃癌の発症と関連し、独立した予測因子となり得る結果となりました。
また、PPI長期使用者においては、ガストリン値が上昇するものの、異時性胃癌のリスクには関連しないことが確認されました。
本結果よりPPIなどの影響を受けていない血清ガストリン値が、内視鏡的粘膜下層剥離術後の胃がん再発予測における有効なマーカーとなる可能性が示唆されました。
論文作成にあたり、瀧川先生、岡教授をはじめご指導いただいた先生方に感謝申し上げます。