2024年11月05日
藤井康智先生の論文がOncology誌にアクセプトされました。
論文名:First-line Durvalumab Plus Tremelimumab Treatment for Unresectable Hepatocellular Carcinoma in Real-World Clinical Practice
コメント:デュルバルマブ(PD-L1阻害薬)+トレメリムマブ(CTLA-4阻害薬)併用療法(DT療法)が、切除不能肝細胞癌に対して保険適用となり、第一選択薬のオプションが増えましたが、どのような患者に奏効しやすいか、既治療との使い分けなど、多くの課題があります。
今回の論文では、当院で経験したDT療法の初期成績を報告しました。その中で、腫瘍へのFDG-PETの集積が高い方が、奏効しやすいことが示唆され、イメージングバイオマーカーとして今後も検討していく価値があると考えました。
論文作成にあたりご指導いただきました河岡友和先生をはじめとする全ての先生方に心より感謝申し上げます。