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2025年03月12日

マツダ病院の長沖祐子先生の論文がTherapeutic Advances in Gastroenterology誌にアクセプトされました。

論文名 : Impact of viral eradication by direct-acting antivirals on clinical outcomes after curative treatment for hepatitis C virus-associated hepatocellular carcinoma

コメント : C型肝炎を背景とする肝がんでは、根治治療を実施できても再発率が高いことが問題とされています。本研究では、広島大学病院にてC型肝炎関連肝がん根治治療後に抗ウイルス療法を実施した症例を対象に肝がん根治治療後の再発や生存期間への影響を解析しました。その結果、肝がん根治治療後に抗ウイルス療法を実施することは肝がん再発抑制に繋がること、肝がん根治治療前に複数回の肝癌治療歴を有する症例では再発率が高いことが明らかとなりました。近年、抗ウイルス療法によりC型肝炎ウイルスは高率に排除できるようになっており、肝がん根治後早期に抗ウイルス療法を実施することで、肝がん再発抑止・予後改善に寄与できるものと考えられます。

論文作成にあたり、解析等の助言を頂きました肝臓研究室の先生方に心より感謝申し上げます。