2025年04月27日
松原由佳先生の論文がJournal of Gastroenterology and Hepatology誌にアクセプトされました。
論文名 : Clinical significance of small-bowel mucosal changes in liver cirrhosis patients with suspected small-bowel bleeding: A capsule endoscopy study
コメント : 肝硬変患者の小腸病変については報告されているものの、その臨床的意義は明らかではありません。この度、肝硬変患者における小腸病変の臨床的意義を明らかにするために、小腸出血が疑われる肝硬変患者をカプセル内視鏡所見をもとに小腸病変を認めない群、炎症様異常を認める群、血管性病変を認める群の3群に分けて検討しました。血管性病変を認める群は他と比較して小腸出血・小腸再出血が多く、また、大腸血管拡張症、Child–Pugh分類、輸血歴は、小腸血管性病変の独立した予測因子であることが示されました。
論文作成にあたりご指導いただきました壷井 章克先生、岡 志郎教授をはじめとする全ての先生方に心より感謝申し上げます。