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2025年07月04日

竹元裕紀先生の論文がJGH open誌にアクセプトされました。

論文名 : Clinical outcomes of endoscopic submucosal dissection for early gastric cancer patients with concurrent advanced malignancies with expected poor prognosis

コメント : 胃内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は一般化された治療法であり安全性も確立された治療法ですが、5年生存率が低い進行した他臓器悪性腫瘍を合併する早期胃癌に対してのESD適応に関しては各施設によって方針が異なり、コンセンサスを得られた方針がないことが課題でした。
そのため今回5年生存が50%以下の悪性腫瘍を有する早期胃癌に着目し、ESDを施行した症例を抽出することで予後不良例での早期胃癌に対するESDの有用性と安全性に関する検討を行いました。ほとんどの症例で安全な治療遂行が可能でありましたが、合併症のリスクについても検討し、治療適応に関しては十分な吟味が必要であることを示しました。
研究の計画段階からご丁寧なご助言を賜り、私の異動後においても変わらぬご指導とご厚情を長きにわたり賜りました岡教授に、心より深く感謝申し上げます。
また、瀧川先生には実務的な部分で論文の書き方などに関して親切に御指導をいただき原著論文を仕上げるに至りました。この場をお借りして、本研究にご協力いただいた全ての先生方に、感謝申し上げます。