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2025年08月18日

瀧川英彦先生の論文がScientific Reports誌にアクセプトされました。

論文名 : Clinical utility of repeated IgH gene rearrangement testing for the diagnosis and surveillance of gastric MALT lymphoma.

コメント : 胃MALTリンパ腫の診断には、病理組織学的検査に加え、免疫グロブリン重鎖(immunoglobulin heavy chain;IgH)遺伝子再構成検査による免疫グロブリンの単クローン性の証明が重要とされてきました。本研究ではIgH遺伝子再構成検査が診断、治療効果判定、サーベイランスに果たす役割を検討しました。
その結果、生検の反復により診断精度が向上すること、病理学的寛解時にIgH遺伝子再構成が残存する症例では再発リスクが高いことが示されました。さらに、IgH遺伝子再構成の陰転化は病理学的寛解後、一定のタイムラグを伴って生じることが明らかとなりました。
本研究は、消化管リンパ腫グループの先々代チーフである北台靖彦先生の着想を契機に、先代チーフの弓削亮先生のもとで研究の構想を固め、症例の蓄積を行ってきたものを基盤としています。大学院生の北台友貴先生からも度々助言を得ながら、論文化に至りました。希少疾患の長期サーベイランスにより得られた貴重な知見を、形として報告でき安堵しております。
本研究および論文作成の過程において、親身なご指導のもと見守っていただき、数々のご助言を賜りました岡 志郎教授に心より感謝申し上げます。