2025年11月07日
壷井章克先生の論文がJournal of Gastroenterology誌にアクセプトされました。
論文名 : Clinicopathological features and prognosis of metastatic tumors in the small bowel: A large multicenter analysis of the JSCCR database in Japan
コメント : 今回大腸癌研究会参加施設により小腸悪性腫瘍プロジェクト研究で後ろ向きに集積した転移性小腸腫瘍について検討した報告をさせていただきました。本邦における転移性小腸腫瘍の原発巣の頻度としては肺がんが最も多く、次いで胃癌、大腸癌、悪性黒色腫という結果でした。従来から欧米では肺がんや悪性黒色腫が多いという報告でしたが、本邦では胃癌、大腸癌が意外に多く、人種間での相違があることが明らかとなりました。またそれぞれの癌腫に応じ、症状も異なり、外科手術が全生存期間と関連することを報告しました。
小腸腫瘍自体が稀であり、転移性小腸腫瘍の実態は単施設、少数例の報告がほとんどであり、多施設での大規模な症例集積した報告はなく、臨床的に意義のある検討ができたと思います。
今回の研究の立ち上げに際し尽力いただきました先代の小腸グループの大谷先生、岡田 (國原)先生、現在事務局としてデータ管理をしていただいている山下先生、論文執筆に際してさまざまなご指導いただきました岡 志郎教授、プロジェクト研究責任者である田中信治先生、また各施設の先生方、並びに本研究に関わっていただいたすべての先生方にこの場をかりて深く感謝申し上げます。
