2026年04月10日
田中裕輔先生の論文がMicroorganisms誌にアクセプトされました。
論文名 : A study on the association between treatment response to atezolizumab plus bevacizumab combination therapy for advanced hepatocellular carcinoma and gut microbiota
コメント : 腸肝軸(Gut-Liver Axis)を介した腸内細菌叢と肝疾患との関連は多岐に渡る報告がみられますが、肝細胞癌に対する免疫チェックポイント阻害薬の治療反応性との関連を示す報告は少なく統一した見解は得られておりません。その為、本研究では当院で採取した便サンプルの腸内細菌叢解析のデータをもとに、当院で進行肝細胞癌に対するアテゾリズマブ・ベバシズマブ併用療法を行った29症例の治療効果との腸内細菌叢の関連性を解析し、報告させて頂きました。解析の結果として、奏功群においてFaecalibacterium属の占有率が高いことや、Acidaminococcus属、Megamonas属の占有率が高い群の無増悪生存期間(PFS)が良好であることが示され、治療効果との関連性が示唆されました。
本研究の遂行にあたり、多大なるご指導を賜りました三木大樹先生を始めとした肝臓研究室の先生方、データ収集、提供及び、日常診療の中でご協力いただいた医局の皆様に、心より感謝申し上げます。
