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2026年06月20日

宇田昂弘先生の論文がDigestion誌にアクセプトされました。

論文名 : Clinicopathological Characteristics of Endoscopically Detected and Undetected Lesions in Hereditary Diffuse Gastric Cancer

コメント : 本論文では、遺伝性びまん性胃癌(Hereditary Diffuse Gastric Cancer: HDGC)患者において、予防的胃全摘術標本から同定された印環細胞癌病変を対象に、術前内視鏡で検出された病変と未検出病変の臨床病理学的特徴を比較検討しました。
その結果、未検出病変の多くは上部胃に存在し、病変径が極めて小さいことが明らかとなりました。一方で、比較的大きな病変は術前内視鏡で検出される傾向を認めました。また、一部の病変は狭帯域光観察(NBI)によってのみ認識可能であり、HDGCサーベイランスにおける詳細観察の重要性が示唆されました。
本研究は、HDGCにおける内視鏡診断の限界と課題を明らかにするとともに、より効果的なサーベイランス手法の確立や早期病変検出率向上に寄与する知見を提供するものと考えています。この成果が、HDGC患者に対する診療戦略の発展に少しでも貢献できれば幸いです。
最後に、本研究を遂行するにあたり多大なるご指導を賜りました岡 志郎教授、卜部祐司先生をはじめ、ご協力いただいたすべての先生方に深く感謝申し上げます。