2026年10月01日
才野正新先生の論文が日本大腸検査学会雑誌にアクセプトされました。
論文名 : PET/CTにおけるFDG集積と大腸腫瘍の関連~非集積部大腸腫瘍の検討を含めて~
コメント : 本論文では、PET/CTで大腸にFDG集積を認め、その後に全大腸内視鏡検査を施行した症例を対象に、集積形態およびSUVmaxを含むFDG集積所見と大腸腫瘍との関連を、非集積病変も含め包括的に検証しました。
FDG集積形態を限局型、短連続型、長連続型に分類したところ、腫瘍/癌検出率はいずれも限局型で最も高いという結果でした。また、進行癌に対するSUVmaxの診断能は良好で、カットオフ値10.6において感度81.5%、特異度81.4%でした。
大腸内視鏡で指摘された腫瘍性病変をFDG集積の有無別に比較すると、FDG集積病変は腫瘍径が大きく、隆起型病変および癌の割合が高い一方、FDG非集積病変にも早期癌を含む多数の腫瘍性病変を認めました。
本研究から、PET/CTにおけるFDG集積形態やSUVmaxは、大腸内視鏡精査の優先度判断に寄与し得ると考えられました。また、集積部位のみを標的とするのではなく、全大腸を詳細に観察することが重要と考えられました。
本論文の作成にあたり、多大なるご指導を賜りました山下 賢先生、岡 志郎先生をはじめ、本研究にご協力・ご指導いただきました先生方に、心より感謝申し上げます。
