肝臓研究室網岡 慶先生

平成26年卒で現在大学院生の3年目として肝臓研究室に所属している網岡慶です。
大阪医科大学を卒業後に地元である広島に戻り、広島市立広島市民病院で初期研修期間を終えたのちに広島大学病院の消化器内科に入局しました。私は学生時代から消化器内科医であった父の姿に憧れ、同じ道に進みたいと思い消化器内科を選びました。初期研修中には他科の魅力も感じましたが、一般内科から幅広く、また手技の多い消化器内科への気持ちから揺らぐことはありませんでした。

実際に現在の広島大学病院に入局し、後期研修を庄原赤十字病院で過ごしましたが、心優しく熱心な上司の先生方の指導もあり、消化器内科医としての臨床能力の基盤を作る大変充実した後期研修生活を過ごしました。
大学病院に帰学後に1年間、各研究室でのローテーションを修了し、大学病院で行われる高度な診療技能を学び、その中で私が元々興味のあった全身管理や癌診療に携わることが多かった肝臓分野をより専門的に勉強したいと考え、現在所属している肝臓研究室を希望しました。大学院での生活では、主に肝臓癌に対する薬物治療を中心に臨床および研究を行なっております。これまで触れることの少なかった研究や論文作成、学会発表に奮闘する毎日ですが、熱意ある上司の先生方の指導のもと沢山の経験を積み、確実に専門的な臨床能力も身に付いてきていると実感し、大変充実した院生生活を送れていると感じております。
また、消化器内科は広島大学病院の中でも特に入局者数の多い医局であり、切磋琢磨しあい、また困った時に相談しあえる同期・先輩・後輩が近くに多くいることは当科の素晴らしい点です。

これから医師になる学生の方々や初期研修で診療科を悩んでいる先生方、様々な診療科の魅力に触れ、自分に合った診療科を選択していただければと思います。その中で、内科のなかでも幅広い一般診療から手技的な面も多い消化器内科に魅力を感じて、一緒に働くことができればと願っております。