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メッセージ
私は自治医科大学を卒業し、卒後9年間は広島県の地域医療に一般内科医として従事しました。元々、“なるべく臓器別ではなく患者さんを広く見たい”、“手技が好きなので、できるだけ手を動かす仕事をしたい”、と思っていたのですが、地域で消化器のみならず、広い範囲で患者さんを診る消化器内科の先生方と仕事をする中で、消化器領域の裾野の広さを感じ、内視鏡やERCP、肝生検など幅広い臓器の手技があることも魅力で、自治医科大学の義務年限終了後、広島大学消化器内科に入局・帰学しました。
入局後は消化管を専門分野に選び、大学院では特に大腸腫瘍の診断AIについて開発・研究を行っています。AIの開発は広島大学工学部の先生方と医工連携して行なっており、今までの実地医療とは異なる視点が得られ、大変勉強になる毎日です。
消化器内科医としても、これまでの紹介する立場から紹介を受ける立場となり、希少疾患や高難易度症例に関わる機会も多く、日々興味深く過ごしています。
大学帰学者として通常のルートとは異なり、入局当初は不安も感じましたが、指導医だけでなく同世代や後輩の医師皆が雰囲気よく、過ごしやすい大学院生活を送ることができています。
今後はこれまで培ってきた消化器一般・総合診療を主とした全人的医療に加え、消化管の専門性をもつことで、より医師としてレベルアップしていきたいと考えています。
少しでも消化器内科に興味がある方、手技が好きな方、幅広く患者さんを診たい方は、ぜひ一度広島大学消化器内科へ見学にいらしてください。お会いできるのを楽しみにしています。